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『いちばんやさしく丁寧に書いた青色申告の本』を読んでみて、副業の開業に踏み出せた話

2026-09-08

会社員をやりながら、副業を始めようかどうか迷っていた時期があった。やるからには税金のことも知っておきたいと思い、あわせて興味を持ったのが「節税」という言葉だった。

そんな時に手に取ったのが『図解 いちばんやさしく丁寧に書いた青色申告の本 ’22年版』だった。ちょうどこの本を読んだ2022年に、自分も実際に開業している。

正直、最初は「青色申告 = e-Taxの記入方法をひたすら解説する実務書」というイメージを持っていた。ところが読んでみると、そもそも青色申告にはどんなメリットがあるのか、なぜ節税になるのかという「入り口」の部分を重点的に説明してくれる本で、身構えていたよりずっと読みやすかった。

図解 いちばんやさしく丁寧に書いた青色申告の本 '22年版

¥680〜1,430前後(2026年時点、旧版のため新品が大幅値引きされていることがある。中古なら¥1〜110程度から)

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最初の印象は「ゴリゴリの実務書ではない」

読み始めてまず感じたのは、e-Taxの画面をひたすら追っていくような、細かい記入手順の解説書ではないということだった。図解が多く、簿記の知識がなくても読み進められる構成になっている。

ここだけ見ると「実務的な情報が薄いのでは」と感じる人もいるかもしれないが、自分にとってはこれが合っていた。当時の自分がまず知りたかったのは「やり方」ではなく「そもそもやる意味があるのか」だったからだ。

節税になる仕組みが分かって、開業する後押しになった

一番良かったのは、青色申告のメリットや、なぜ節税につながるのかという仕組みの部分を丁寧に説明してくれたことだ。控除の考え方や経費の扱いなど、漠然と「お得らしい」としか知らなかったことが、理屈として理解できた。

ミケさん

仕組みが分かると、腰が軽くなるよね。

会社員をしながら副業をするかどうか迷っていた自分にとって、この「仕組みが分かって納得できた」ことが、実際に開業届を出す決め手になった。テクニック集としてではなく、動機付けとして機能してくれた本だったと思う。

トラさん

やってみようかな、って思えたのが大きいね。

気になるのは「発売から時間が経ち、インボイス制度に触れていないこと」

ここまでは良いことばかり書いてきたが、正直に書いておきたいことがある。本書(’22年版)の発売は2021年11月で、消費税の「インボイス制度(適格請求書等保存方式)」が始まった2023年10月より前の本のため、その内容には一切触れられていない。

副業の規模によってはインボイス制度が関わってくる人もいるはずで、今から読むのであれば、この点は別途調べて補う必要がある。実際、成美堂出版からは年版を更新した最新版も出ているので、インボイス制度まわりを知りたい場合はそちらを選んだ方が良さそうだ。

また、自分が読んだ体感としても、e-Taxでの具体的な入力手順まで踏み込んだ実務書ではなく、あくまで「青色申告とは何か」を理解するための入門書だった。実際の申告作業は、結局この本とは別に会計ソフトやe-Taxの案内を見ながら進めることになった。

ミケさん

仕組みを知る本と、手を動かす本は別、って感じだね。

まとめ

良かった点

  • 1図解が多く、簿記の知識がなくても青色申告のメリット・仕組みが理解できる
  • 2「なぜ節税になるのか」という入り口の説明が丁寧で、開業する後押しになった
  • 3207ページとコンパクトで読み切りやすい

気になった点

  • 12021年11月発売のため、2023年10月開始のインボイス制度には触れられていない(最新の年版を別途確認する必要がある)
  • 2e-Taxの具体的な記入手順まで解説する実務書ではなく、あくまで仕組みの入門書

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